内田皿山焼は熊本県の伝統工芸品の天草陶磁器です。
天草陶石を砕いた物を原料とされたその磁器の起源は17世紀頃まで遡られて、大変古くからの歴史と風土を育んできました。
有名な有田焼などに次いで日本でも二番目に古い磁器として知られています。
天草陶石は日本全国から海外まで輸出をされていて、全国の陶石生産量の80パーセント程を占めています。
そんな長い歴史と伝統がある
内田皿山焼ですが、最近では若者や現代の趣向に合わせた新たな取り組みも始められています。
熊本県のゆるキャラとして有名なくまモンのイラストが描かれたお皿や、アニマル皿としてカエルやパンダ、トラなどが優しいタッチで描かれたお皿も販売されています。
お皿だけではなくカップや茶碗や湯飲み全てに可愛らしいイラストが施されていて、陶磁器という堅苦しさは一切なく、どの食器を見てもシンプルな作りに現代風の模様が施され素晴らしい製品になっています。
若者に大人気のアパレルブランドBEAMSとのコラボ商品を手掛けるなど、
内田皿山焼の伝統に現代の流行というスパイスを効かせた、他では見ることのできない陶磁器や食器を楽しんでほしいと思います。